とある5歳のお子さまのお迎え中にこんな会話がありました。
お子さま(以下、子)「ママはね、朝お出かけする前に派手な服着て、いっぱいお化粧していつも出かけるんだよ。」
保育士(以下、保)「お仕事行くから、気合い入れて気持ちを集中するんじゃない?」
※ママは3人の子育てをしながら毎日お仕事に出かけます。
子「それでね、帰ってきたらだら~としたふつうの格好になるんだよ。帰ったらすぐ着替えるんだよ!」
保「お仕事終わって、おうちだからリラックスするんだね。外で(お仕事で)闘うから、戦闘モードからリラックスモードになるんだよ。」
子「お化粧もとるんだよ。」
保「〇〇(お子さまの名前)はお化粧しないの?」
子「〇〇(お子さまの名前)はみんなにいつもかわいいかわいい言われるからこのままで大丈夫!」
3人きょうだいの末っ子のその子。迷いなく放たれたその言葉に、周りの人に、そばにいる家族からしっかり愛を感じて満たされて育っているんだなと心が温かくなりました。
卒業した学校のレベルや言語スキル、知識や技術、資格など、社会で評価される基準はいくつもあるけれど、こうして自分で自分を肯定できること(自己肯定感)がしっかりその人の中に育つことは、何よりも強い武器になるんだよなと、胸がぎゅっと温かくなったのでした。
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