■妊婦さんはにんにくをたべても大丈夫?
香りも強く、料理のアクセントになるにんにく。
健康を意識している方は、日常的に使われる方も多いと思います。
身近にあるにんにくですが、その香りの強さや、刺激の強そうなイメージに、妊婦さんは食べても大丈夫?と思ったことはありませんか?
妊娠に影響がないか調べてみました。
■にんにくの栄養成分と効果
にんにくには、たんぱく質、糖質、ビタミンB1・B2・C、ナイアシン、アリシン、スコルジニン、セレン、カルシウム、リン、カリウムなどの栄養が含まれています。
「アリシン」は、にんにくの匂いのもとで、糖質をエネルギーに変えるとき必須栄養素であるビタミンB1の吸収を助けます。疲労回復や滋養強壮に効果があると言われています。さらに免疫力を高め、がんの予防に効果があると言われています。さらには、血行促進により動脈硬化や血栓の予防にも役立つようです。
「スコルジニン」は、疲労回復や心臓の動きを活発ににしたり、精子の増殖を促すなどの作用があると言われています。また、血管を拡げて血行をよくするため、冷え性などにも効果大です。においはなく、強力な酸化還元作用があり、新陳代謝を促進させます。
「セレン」は、老化の原因である活性酸素に効果的な抗酸化作用があると言われています。
■にんにくの生産
世界のにんにくの生産量は、中国が8割、国産の8割を青森県が占めています。
6~8月の夏が旬と言われています。得に5月中旬~6月にかけては、収穫して間もない新にんにくが出回ります。
スーパーなどで手に入る最もポピュラーな白にんにくの他、ジャンボにんにく、一片種にんにく、早生にんにくなどがあります。
■妊婦さんはにんにくを食べても大丈夫!
強い匂いは気になるものの、にんにくには健康面でうれしい効果が多いことがわかりました。
特にアレルギーやつわりでの拒否感がなければ、妊婦さんもにんにくを食べてOKです!
■食べすぎに注意
にんにくを食べたときに、胃が痛くなったことはありませんか。これはにんにくの刺激によるもの。
いくら身体にいいとは言え、胃痛や吐き気があっては元も子もありません。漢方に使われるくらいのにんにくは少量でも効果を発揮します。
一回の調理でデザートスプーン1杯もあればOK。適量を守って摂取しましょう。
■加熱して、辛みと臭みを消そう!
にんにくは、生のままだと強い匂い、辛みがあります。その辛みが好き!という人ももちろんいらっしゃると思いますが、匂いをなんとかして食べたい!という人は加熱調理がおすすめです。
■皮をむいてアルミホイルに包んでグリルで焼く
■食べやすい大きさに切ってフライパンで焼く
■みじん切りにしてごはんとしょうゆ、塩胡椒で味付けしたガーリックライス
など、風味は残しながら、辛みや臭みをとってくれます。
生で食べたい方はこんなメニューもあります。
■マヨネーズ、生クリームとあえて野菜スティックのディップソース
■冷ややっこににんにく醤油
■にんにくの漬物(ジップロックの中で薄くスライスしたにんにくと砂糖、塩でもんで完成)
■授乳中もOK!
上記でご紹介してきたように、にんにくには多くの栄養成分が含まれます。
出産後、ホルモンバランスの関係でデリケートになった心を温め、代謝をよくすることで、母乳が出やすくなることもあるようです!
ただやはり摂取のし過ぎは母乳の匂いを変えてしまうこともあります。程よい量を摂取して、母子ともに健康でいましょう!
Comments