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子どものうちに、たくさんの成功体験を


■子どものうちに、たくさんの成功体験を

子どもは、成長の過程で様々なことを経験し、知恵をつけたり、笑ったり泣いたりしながら大きくなっていきます。


 

〈子どもの発達〉

0歳 泣いたり笑ったりしながら欲求を伝える(眠い、おなかが空いた、おむつをかえてほしい、どこかが痛むなど)

1歳 少しずつ言葉を発しながらあそびが拡がる 二語文

2歳 並行遊び おもちゃの取り合いなど

3歳 友だちの好き・きらいが出てくる

4歳 友だちの付き合い方を何となく意識し始める

5歳 ルールを理解することができるようになる 何度も挑戦しないとできないことに取り組んだりする(鉄棒など)


 

それらの発達の中で、「ブロックで作りたかったものが思い通りに作れた!」「お母さんに言われたことができた!」など、ひとつひとつの課題をクリアすることで感じる「できた!」という気持ち。それは、その子どもの‘自信’や‘自尊心’を育てます。


人は、周りの人に認められたいという気持ちを持っていて、それは‘承認欲求’と呼ばれます。子どもの成長過程で、家族、親せき、友だちなど他者を認識するようになると生まれる感情です。


例えば、0歳であれば、離乳食をもぐもぐと食べること、手を合せてぱちぱち拍手すること、つかまり立ちすることができたとき、大人に褒められます。「じょうずじょうず」「すごいね」「つよいね」など笑顔で声をかけてもらった子どもたちは笑顔になります。

初めはわからなかったとしても、大人が笑顔なのを見て、やさしく言葉をかけてくれるのを見て、それがきっといいことだと理解します。


例えばこんなとき、

0歳であれば、離乳食をもぐもぐと食べること、手をぱちぱちすること、つかまり立ちすることができた

1歳であれば、上手に歩けるようになった、走れるようになった

2歳であれば、手を上手に洗えるようになった、ごはんがじょうずに食べられる

3歳であれば、お友だちにおもちゃをスムーズに貸してあげられた

4歳であれば、お友だちと協力して遊べるようになった、好き嫌いもがんばって食べた

5歳であれば、前より難しいルールを理解できた、年下の子にやさしくしてあげたなど。


日常の些細なことでも前向きな声をかけてあげてください。

一瞬の言葉かけの積み重ねで、子どもは自己肯定感を育てていきます。


ただ、ひとつだけポイントがあります。

それは、大げさに褒めすぎないこと!

なぜなら、大げさに褒めすぎることで、子どもはもっともっと!となり、その反応を親以外の周囲にも求めるようになるからです。そして同じような大げさな反応をしてもらえないと、とたんに「やってもだめだった」という感覚に陥ります。

そんなにいつも大げさにしていたら、いっしょにいる大人も大変ですしね。


今当たり前のようにできていることでも、積み重なった成功体験は、自己肯定感を育て、それは今後の人生を前向きに生きていく力となります。



#子育て #情緒 #自己肯定感 #成功体験 #自身

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